ハツコイ
「…………」
秀琉は寝ぼけ眼でリビングに来た
私は席をたち、秀琉のシチューを入れて秀琉に渡す
「ありがと…」
眠たいのにちゃんとお礼を言うのが秀琉のいいところ
「どういたしまして」
まだ食べかけのシチューを口に入れた
「ただいま~」
九時過ぎくらいに父さんが帰宅
「お帰りなさい」
母さんは父さんの鞄を持ちながらリビングに入ってき鞄をソファーに置いて父さんのシチューをいれる
「帰り道、忠義くんにあったよ」
「ビクッ!!」
“忠義”の名前が出ただけで私の体は跳ねる