ハツコイ

「…迷惑かけたらごめん…
…昨日、た、忠義から電話がかかってきたの…」

「キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン」

授業のチャイムがなる

「…うん、それで??」

「“諦めない”って…」

それから少し沈黙が続いた

「…やっぱりね
そうだろうと思った」

「うん??
どういう意味??」

「…バカね」

「ガーン!!」

知ってるけど…知ってるけど!!…

「…相手は、瑠美とよりを戻したいんじゃない??
私が言ったの合ってたわ」

そう言って美麗は顔をしかめた
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