ハツコイ

「だから、コロコロと彼女を変えたりとか…要求を満たす為だけに女を抱いていたとか…
まぁ…いろいろよ」

「――わかってる
…それを全部受け止めるつもりでいるから…
でも…私も要求を満たす為だけに利用されたら――って考えてしまう…」

「…そんなことされたら私が殴りに行くわ♪
…大丈夫よ
そんなことは絶対にさせないわ…」

「ありがと…」

私が力なく笑うと美麗が抱き締めてきた

「何かあったら絶対に言いなさいよ
迷惑なんて思ってないわ
本当に…
瑠美には私がいる
私には瑠美がいるんだから…」

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