ハツコイ

「来ない方が…宜しいかと…」

「何で??」

「不味いから」

昂がボソッと呟いた

「えっ!?…
あ、でも行く!!
二人がいるんだから!!」

「まぁ…瑠美がいいならいいけど…」

そんなに不味いのかな??

「なぁーなぁー
焼きそば食いに行こうぜ」

「無理」

「何だよー!!
なぁー昂ぅ~行こーぜ~」

「一人で行けよ」

「イヤー!!
寂しいもん!!」

駄々をこねる幸樹…
私より一個上って感じがしない…

「しょーがねぇな」

昂は舌打ちをして立ち上がる

「ヤッター!!瑠美、行くぜ!!」

そして私達は屋上を後にした

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