ハツコイ

「キャハハハ!!
…アナタなんて死ねばいいのに」

ヒステリックに笑ったと思うと、いきなり低い声に変わり、ポケットからカッターを取り出した、野々宮先輩

この人…イカれてる…

ジリジリと私の首元に近づいてくるカッター…

――……ワタシハ…シヌノ…??


「さようなら、篠原さん」

野々宮先輩はそう言って私の首元にカッターの先を乗せて勢いよく手を振りかざした

瞬時に顔を覆い、体を縮みこます

「ちょっ!!何してんねん!!」

誰かの怒鳴り声が聞こえた
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