ハツコイ

すると保健室の扉が開き誰かと思い目をやる

そこには昂とさっきの女の人がいた

「保険医いなかった」

「大丈夫!?」

走って私のところに来てくれる彼女

「大丈夫」

私はそう言って微笑んだ

「よかった~
…あ、手当てせなな!!
ちょっ!!消毒液どこやろ!?」

ガサガサと薬品が置いてある場所を探る

「あっ、あった!!
よしっ、ガーゼもあるし、手当てするな」

彼女は最初、口元を消毒し、絆創膏を貼る

「よし、あ、ここも怪我してるやん!!」

知らない内に二の腕にも怪我があった

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