ハツコイ

それから昂は腕から私を話した

「ごめんね…ワイシャツ濡れたかも…」

「別にいい」

「ありがとう…
さっき昂は、私を守ってくれたよ…??」

私は涙でぐちゃぐちゃな顔で笑う

光のせいで今、昂はどんな顔をしているのなんかわかんないけど、私には笑ってくれたみたいに見えた

「焼きそば買ってくる」

「なんで??」

「さっき食べかけだったから」

そう言って昂はさっさと出ていった

「はぁ~スッキリしたわ」

昂が出ていったと思うと待ってましたと言わんばかりに美麗は向日葵と入ってきた

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