ハツコイ

「ちょっと拗ねないでよ~」

私が笑い過ぎたせいで、昂が拗ねた

「拗ねてなんかねぇ」

と言いつつも、顔は不機嫌だし…
明らかに拗ねているのがわかる

「もう!!…うわぁ!!」

いきなりポケットのケータイが震え、ビックリしながら出る

「もしもし」

『もしもしじゃ無いわよ
今何時だと思ってるの??』

ケータイを一旦耳から外し、時計を見た

【1:30】

「えぇ!!??」

『と言うわけだから、さっさと準備して来てよね
今日もここは大忙しだからね』

「わかった!!
ホントにごめんね!!」

『いいわよ、じゃあね』

プチッと通話がきれ私は勢いよく立ち上がった

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