ハツコイ

「昂っ!!大変!!
もう一時半!!
私、もう行かなきゃ!!」

「ん」

「昂は??
行かなくていいの??」

「サボる」

「ちゃんと行かなきゃダメだよ…ほら、立って立って」

「ちぇっ」

渋々、昂は起き上がり私達は屋上を出た

「じゃあ、また放課後ね」

「ん」

「頑張ってね!!」

「ん」

そして私は昂と別れ、自分のクラスに向かい、メイド服に着替えて接客をした

優勝を狙えるんじゃないだろうかと思うほど、私のクラスは大盛況

午後四時、忙しかったメイド喫茶は大盛況のもと、幕を閉じた

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