ハツコイ

『――……続きまして、三年のクイーン

【野々宮曖ウツノミヤアイ】!!
【金谷日斗美カネヤヒトミ】!!

おめでとうございます!!』

――……野々宮先輩か…

名前だけで体が震える

そんな私に気付いたのか美麗が肩を回してきた

「大丈夫よ、見てなさい
――……私がぶちギレたらどうなるか…」

美麗はクイッと口端をあげた

「えっ!?」

すると、いきなり体育館内が暗くなりざわめき出す

舞台にあるスクリーンに光が灯る

そこに映し出されたのは昨日おきた事件が映っていた

< 205 / 484 >

この作品をシェア

pagetop