ハツコイ
「言ってよ!!
恥ずかし…」
確かに寝てしまって起きたとき、海斗に爆笑されてたのを思い出した
「…最悪…一生の不覚…」
私はガックリと肩を落とした
「ドンマイ」
海斗はそう言って頭をクシャクシャする
「…だから髪の毛ぐちゃぐちゃになるってば!!」
「ガラガラ」
生徒会室のドアが開く
皆がドアに視線をやる
「!!!!!!」
…そこには…会いたくて…でも…会いたくない人――……
――忠義がいた