ハツコイ

「ありがと」

「何時から遊ぶの??」

「十時に駅前の噴水があるところに集合」

「そうなの??
じゃあ母さん今日はゆっくりできるわね」

洗濯物を母さんは干し出す
私も暇だからそれを手伝う

すると家のチャイムが鳴りドアを開ける

「はよ」

「おはよ
鞄持ってくるね」

階段を駆け上がり、茶色の肩提げ鞄を持って下に降りると母さんが忠義と楽しく談笑していた

「今日デートなら行ってよ
母さん、てっきり美麗ちゃんと遊ぶのかと思ってたわ」

「ニヤニヤしないでよ
美麗と海斗と忠義で遊ぶの
行ってきます」

「行ってらっしゃ~い」

顔をニヤニヤさせながら母さんは手を振り見送ってくれた

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