ハツコイ

…でも…好きだから…愛しているからこそ、瑠美には本当に好きな人と付き合ってほしい…

そう思った…


けど…

「…あぁ~あ…俺、何やってんだろ…」

ガシャンとフェンスにもたれ、ズルズルと座った

ポロポロと涙が溢れる

「…瑠美のが移っちまったな…」

頭では、そうわかっていても…心は嘘をつけない


小さい頃から瑠美が大好きだった…いや愛していた

アイツを守るためなら何でも出来た

…俺が犠牲になったとしても…


それくらい愛していた…


それくらい好きで愛しくて仕方がなかった…

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