ハツコイ
忠義と目が合う…
その目は冷たい目だった…
次の瞬間、私はその場から逃げるかのように走り出した
後ろからは海斗の声が聞こえる
だけど私は、止まることなく全力で走る
知らぬ間にポロポロと暖かい滴が目から落ちる
するといきなり手首を掴まれた
「!!!!」
「元バレー部が足遅すぎたろ」
そこに額に汗をかきは息を切らした海斗がいた
私は急いで涙を拭う
「…なまっちゃったのかな??」
アハハと笑う
「……ねぇよ…」
「えっ??…何??よく聞こえない…」