ハツコイ

忠義と目が合う…

その目は冷たい目だった…


次の瞬間、私はその場から逃げるかのように走り出した

後ろからは海斗の声が聞こえる
だけど私は、止まることなく全力で走る


知らぬ間にポロポロと暖かい滴が目から落ちる

するといきなり手首を掴まれた


「!!!!」

「元バレー部が足遅すぎたろ」

そこに額に汗をかきは息を切らした海斗がいた

私は急いで涙を拭う

「…なまっちゃったのかな??」

アハハと笑う

「……ねぇよ…」

「えっ??…何??よく聞こえない…」

< 27 / 484 >

この作品をシェア

pagetop