ハツコイ

「瑠美の本音がわかったんやろ??
だから忠義と別れたんやろ??」

「…うん、まぁね
…わかっちゃったんだ」

「よかったわね
…忠義いい人ね
普通なら言わないわよ
…瑠美が自分より違う人を思っているだなんて
普通、言わないわ
…忠義はホントに瑠美が大好きなのね」

「///」

なんだか…照れる
でも…それとは裏腹に、罪悪感にも満たされる

こんなにも、愛されていることを感じながら、最終的には私は忠義を裏切った…

…でも忠義は、そんな私を一度も責めてはこない…

…優しすぎでしょ…

< 279 / 484 >

この作品をシェア

pagetop