ハツコイ

「…ごめん…泣いたりして…」

涙が止まった向日葵が目を張らしながら、ゆっくり口を動かした

「…うちな、中一から仲良くしてた男子に告白したことあってん
メッチャ仲良かったから向こうも、うちの事、好きやってみんなから言われてたし…
結構、自信は合ってん…
でも…告白したら返事は…無理やって…
ほんなら…後々聞いた話、うちが告白する少し前から、うちの親友と、うちが好きやった奴は付き合っててんて…」

…向日葵にも、そんな過去が合ったんだね…

「だから…さっきの話とちょっと似てて興奮してもーた
ごめんな」

向日葵は力なく笑う
< 292 / 484 >

この作品をシェア

pagetop