ハツコイ
「単位大丈夫なの??」
「普段から俺は優等生ですぅ~」
鳥みたいに口を尖らして言った
イケメンなのに台無し…
「どうだか~
銀髪にしてる時点で優等生とは言えないよ??」
「うるせぇ
…つーか、昂ん家行ったんだ??」
幸樹がパンが入っている袋を見つめる
「あー、うん、行ったよ」
「…なんか、言われなかったか…??」
「えっ!?…」
いつになく、幸樹の目は真剣だった
「…言われたよ…
昂と仲良かった子が事故で亡くなったって…」
ピクッと幸樹の眉が動く