ハツコイ

「…昂と仲良かった子って…
…昂の彼女だったんだって……」

「「えっ!?…」」

鼻がツーンとしてくる…

ダメ…ここで泣いたら、私自信が、過去と向き合えない…

「……そして…今日が…その子の…命日なの……」

二人とも目を見開き、手を口に当てた

私からは一粒の涙が溢れた

そう…今日は昂の元カノの誕生日でもあり、命日でもある…

三年前の、この日

彼女と彼女の家族は彼女の誕生日だから、外食に出たんだって…
じゃあ…行く途中で事故にあい…そのまま…

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