ハツコイ

「昂は??」

「屋上」

「また??
授業大丈夫なの??」

「んー…普通??」

「えぇ、そこ疑問形??
私は向日葵と美麗にサボりすぎって怒られちゃった」

アハハと笑うと昂も口端を少し上げた

「昂ぅ~!!」

遠くから声がすると思えば、昂の幼馴染みの橋宮亜樹さんが走って駆け寄ってきた

綺麗な人だよね…

「お話し中ごめんね!!
これ、委員会の紙
忘れてたよ」

白い綺麗な手を見して昂に紙を渡す

「わりぃ」

「いいよ、いつもの事じゃん
…あれ??一年生??」

「あ、はい」

顔をまじまじと見られる
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