ハツコイ

「じゃあ…」

「またね」

私達は予鈴が鳴ったので校舎に入り、階段の踊り場で別れた

…限界だった…
私の涙腺は今にも壊れそうなくらいに心は傷ついていた…

気づけば屋上で静かに泣いていた
どうやって、屋上に来たか覚えてない…


やまない、私の涙…

バチが当たった…

そう思った…

「ギィー」

屋上のドアが開き、誰かが入ってきたのに気づかなかった私は、頬を濡らしたまま…

「!!!!」

いきなり肩を掴まれ、目の前の光景に唖然としてしまった…

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