ハツコイ
「何で泣いてんの??」
彼の声で急いで涙を拭う
「昂…どうしたの??」
そう…屋上に入ってきたのは私の愛しい人…昂だった
「答えろ」
多分…さっき、昂が言ったことだよね…??
「別に何にもないよ」
昂は私の言葉で眉間にシワを寄せた
ほら…昂は私が嫌いなんだよ…
心配してくれたのに私がそんな態度するから…怒らしちゃったみたい…
「ごめん、授業出るから戻るね」
逃げたかった…昂が私を嫌いだっというのをこれ以上、実感したくない…
…私は…昔から自分が傷つくのを恐れてる…