ハツコイ
†twentyfour
後ろ髪を引っ張られる気分で昂と別れた
昂は避けていた理由を聞いてこなかった
付き合って、結果オーライしたからなのかな??
早足で教室に戻ると既に二時間目の授業が始まっていた
教室のドアを開けると共に、クラス、皆からの視線…
痛い…
「すいません、遅刻です」
丁度、鞄を持っていた私は“遅刻した”と言う言い訳ができた
まぁ…美麗と向日葵は溜め息をついていたけど…
今、気分がいい私は気になんない
「さっさと席に着け
教科書の265ページだ」
それだけ言うと、また授業を再開
私は席に着き、さっき指定されたページを開いた