ハツコイ

「…私ね、五歳の頃から昂が好きなの
その為、周りに女子を近づけないようにしたわ
…なのにツグミは昂が好きだって言って
私の苦労なんか知りもしないで昂と付き合うったのよ」

「………」

昔から…

「…でも…ツグミが事故で死んだって聞いて…嬉しいかった

あぁ…これで昂は私の物よって思えたわ」

この人…幼馴染みが死んだのに悲しいって思わなかったの…??

「昂が私の物になるためには何でもできた
あの、変なファンみたいな子達に、でっち上げ話を持ちかけて貴方を殺そうとさせたのは…この…私よ…」

ピカッと光り雷が鳴り響いた

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