ハツコイ
†twentysix
「――…大丈夫か??」
あの場所から、昂は私を抱っこしたまま保健室に行き、ベットに座らせた
ついさっき、停電は無くなり、明かりが点された
目の前には心配な表情をした昂が居て、なんだか悪いことをしたなと罪悪感が出てきた
だって、亜樹さんと昂は唯一の幼馴染みだから、仲を壊してしまった私は、ホントに最低な人間だから…
「…俺」
「うん…」
「別にあんな事言っても後悔してねぇから」
昂の言う“あんな事”とは亜樹さんに言ったことだと思う…