ハツコイ

「瑠美、サボろ」

「うん!!」

留年は免れたから大丈夫♪
それに最近すっごい真面目に授業受けてたし

「瑠美」

「な――…」

“何??”と言おうとしたら不意討ちで昂にキスされた

だんだんと息が荒くなり、私は頭がボーとしてくる…

それを見計らってか

「ごちそうさま」

ニヤッと笑って昂はベットから降りた

「もぅ!!
からかわないでよ!!」

まだ息が荒い私は酸欠状態で頭がボーとする

そんな私を見て昂は

「カワイイ」

と言って滅多に見れない笑顔を見せた

その時、そこだけ光が灯ったように輝いていて、さっきまで怒っていたのが嘘みたいに消えていった

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