ハツコイ
クリスマス

†twentyseven


「どうぞ~」

自転車のお陰でいつもより早く着いた

「お邪魔します」

「は~い」

彼氏が家に来るのって、なんだか新鮮な気分

忠義の時も昔からよく遊びに来てたけど、やっぱり彼氏になる前となった前じゃ気分が違うんだよね

昂をリビングに案内しソファーに座らせた

「お茶出すね」

「わりぃな」

「全然いいよ」

急須にお湯を注ぎ湯呑み茶碗に入れて昂に渡す

「ありがと」

「いいえ
…あ、昂さ」

テレビを見ていた昂が私に顔を向けた

「お昼どうする??
昂、手ぶらでしょ??」

多分昂は、置き勉しててポケットに必要最低限の物しか入れてないに違いない…

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