ハツコイ

「出来たよ」

出来立てホヤホヤのオムライスが昂の前に置かれる

「ありがと」

「時間かかっちゃってごめんね
食べよっか」

「ん」

「頂きます」

「頂きます」

私は母さんが作ってくれたお弁当にお箸をつけた時、玄関が開かれて誰だと思っていたら秀琉だった

「あれ??
お帰り」

「ただいま」

「早いね」

「テストだから」

「そうだっけ??
もうそんな時期??」

「うん
姉貴…彼氏さん??」

私の隣に座っている昂を見て秀琉が聞いてきた

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