ハツコイ

「ふぅ~ん…
よくわかんねぇけど、いい人そうじゃん??
よかったな、姉貴」

「うん」

我が弟ながら…馬鹿でよかった…
あの意味不明な説明をわかってくれたんだから…

ガチャリとリビングのドアを開けた

「昂」

「ん??」

「弟の秀琉
よろしくね」

「ちわ
秀琉ッス」

秀琉はペコリと軽く頭を下げた

「ども」

昂も同じように軽く頭を下げる

「秀琉、昂って言うの
私より一個上なの」

「へぇ~…」

昂が黙々とオムライスを食べていると秀琉が急に叫び出した

「あぁ!!」

その声にビックリして肩が上がる

なっ何っ!?


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