ハツコイ

「それは困る…」

「じゃあ、サボらないように!!」

「…わぁた」

渋々了承した

まぁ…勉強なんて楽しくないからサボる気持ちもわかるけど…

おじさんや昂のお母さんを想うと、留年は流石にヤバイでしょ…

「瑠美」

「何??」

私の目の前に座った昂が聞いてきた

「クリスマス」

「うん」

「俺ん家泊まって」

「…ん??」

「親父のパン屋でクリスマス会行われんの
それに瑠美も一緒にどうかなって…」

クリスマス会かぁ…

「行く!!
行きたい!!
行っても大丈夫なの??」

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