ハツコイ

「いいじゃないの
そう…瑠美も大人の女になるのね…
悲しいわ…」

そう言って、美麗は泣き真似をする

何言ってんのよ
そんな事あるわけないでしょ

「楽しんできぃ」

ニコッと向日葵が笑った
私も吊られて頬が緩んだ

「うん!!」

するとドアがノックする音が聞こえ、おばさんが顔を出した

「盛り上がってるところごめんなさいね
…そろそろケーキどうかしらと思って…」

「あ、すいません、ありがとうございます」

「ごめんね、ありがと」

机にケーキを置くスペースを作り置いてもらう

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