ハツコイ

よかった…

胸をそっと撫で下ろす

「昂って面食いだったのね」

ふふっと頬を緩めた

「ちげぇし」

「そう??
瑠美ちゃん、私の事は明美(アケミ)って呼んでね」

「わかりました」

なんだか可愛いらしい人だな

明美さんがニコニコしていると私まで自然と頬が緩んだ

「昂ー!!
こっち手伝ってくれんかえー!!」

お店の方からおじさんが昂を呼ぶ

「ほら、昂行ってきなさい」

「ダリィ…何だよ」

昂はブツブツ文句を言いながらおじさんの元へ向かった

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