ハツコイ

「いいのか??」

後ろを振り向き、心配する表情で聞いてくる

「…大丈夫!!
何かあったらケータイに連絡いれるから」

「ホントか??」

それでも納得いかない昂は念を押してくる

「ホントに」

無理矢理、頬の筋肉を動かす

そうしないと、恐怖心が勝って行きたくなくなるから…

「じゃあ、すぐ戻るね」

「…わかった、気を付けろよ」

心配する昂に微笑み、既にお店から出ている亜樹さんを追うように、私もお店を出た

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