ハツコイ

「ごめんなさい!!」

お店を出て、亜樹さんに向かい会うと頭を下げて謝ってきた

でも…厳しいかもしれないけど、謝ったからと言って、あの事件がなくなる訳じゃない…

「…わかってる
別に、許してほしい訳じゃないのよ
でも、私の気持ちだけでも知っといてほしいの」

「はい…」

「私ね、ホントにどうかしてたわ
どうしてあんな事しようと思ったのかしら
死んで償えるなら、死んでしまいたいわ」

「そっ、そんな!!
そこまでしなくてもいいです!!」

衝撃の一言すぎて、声が大きくなった

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