ハツコイ

「さてさて、ビンゴの方~
手を挙げてくださ~い!!」

そろそろ、後半になりかけてきたが、流石にまだいないだろう…

そんな私の思いは次の瞬間、砕け落ちる

「あ、昂ビンゴやって」

「えっ!?」

もう!?

「ほら、手ぇ挙げてはんで」

周りを見渡すと控えめに手を挙げている昂がいた

「おぉ!!
昂、もうビンゴだべさ!?」

「あぁ」

「と言うわけで一等は昂にあげま~す!!
…昂、景品だべ」

ボンッと大きな箱に包装されている景品を置いた


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