ハツコイ

「瑠美ちゃん、先にお風呂入ってきていいわよ」

一段落が着いた頃、明美さんが私にそう言って、バスタオルを差し出す

「すいません、ありがとうございます」

「いいの、いいの
お風呂場はリビング出て右手にあるから」

「わかりました」

バタンとリビングを出ると昂が階段を上がって来た

「今から風呂か??」

「うん、先に入ってきても良いって」

「そっか」

「うん
…でね、パジャマ取りに行ってもいいかな??」

勝手に人の部屋に入るのは気が知れてしまう
だから正直どうしようか迷っていた最中だった

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