ハツコイ

「兄貴余裕ねぇな」

彪牙くんはフハッと笑って階段を下りてった

するとガクッとうなだれる様に昂は座り込み踞った

「…余裕ねぇよ」

ボソッと呟く

「えっ??」

「…瑠美だから」

でも、下から聞こえる龍神くんの鳴き声で下記消され、大切な部分を聞き逃してしまった

「ごめん、聞こえなかった
何て言ったの??」

「…もう絶対言わねぇし」

少し顔を赤らめている昂

だけど何で赤らめているのか私にはわからなかった

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