ハツコイ

「まぁわからないならいいじゃない
どのみちハッピーエンドだったんだから
ほら、二人とも来たわよ」

チラリと美麗は横を見て二人に手をふる

「ごめんごめん
ちょっ電車込んでて時間掛かってよ」

幸樹は手を繋いでいない方でポリポリと頭をかいた

向日葵は一駅先に住んでいて、その為、電車を乗ってこの町に来ている
この会話だと幸樹は向日葵を迎えに行ったらしい

「ホンマごめんな」

「いいわよ
私達もさっき来たばっかりよ
じゃあ初詣に行きましょ」

その言葉でみんな階段を上り始めた

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