ハツコイ

それくらい大切にしている

それなのに気づかないなんて…
…渡してあげなきゃっ!!

「…忠義っ!!」

ビックリしたように振り返る

あれから2年過ぎたね…
やっと話せたよ…

「…えっ!??」

…忠義の声が懐かしい…

「…落としてたよ
大事なものでしょ??…」

手のひらを忠義にかざす

「はい」

忠義の手に指輪を握らせた

ドキッ!!!!

手の温もり…あの頃と変わってないね…

「~♪~♪~♪~」

私のケータイの着メロがなった

急いで教室に戻りケータイを耳に当てた

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