ハツコイ

「…武永から??」

「…うん…
早くしろって…
…もう…行くね??
…貴重な時間無駄にしてごめんなさい…」

私は語尾を伸ばす彼女に謝った

忠義と喋りだしてからメッチャ睨まれてたからね…

「……じゃあ…」

「うん…」

私は忠義と別れて走って下駄箱に向かった


「ちょっとー!!瑠美っ!!
遅すぎ!!」

私が着いたと同時に怒り出す美麗

「…ごめんね??
ちょっとある人と話してたの…」

「……ふぅ~ん…
…じゃあ行こうか」

テクテクと美麗は歩き出した

< 60 / 484 >

この作品をシェア

pagetop