ハツコイ
私はさっき幸樹が入っていったカウンターの後ろの材料などが置いてある所を通り2階に続くであろう階段の前に行く

恐る恐る上がると幸樹がいた

「おっちゃんってさ、全然昂に似てないよな!!」

幸樹はギャハハ!!と笑う
つられて私も笑ってしまう

「それにおっちゃんってパン屋より八百屋むきじゃね??」

また幸樹は豪快に笑った

「確かにそうだよね」

うんうんと二人で頷いた

「昂の部屋はもう一個上だからな」

そう言って幸樹は少し歩いてすぐ右に曲がりまた階段を登った

大きなお家だな

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