ハツコイ
パタンとケータイを閉じた
すると昂はスクッと立ち上がりブレザーを着る
「どこか行くの??」
「祝しに行く」
ん??
文が短くてよくわからない
「どういう事??」
「海斗と美麗を祝しに行く
ほら、行くぞ」
そう言って私の鞄を持つ
えっ!?って事はさっきの会話聞こえてたってことだよね!!
バカに私はここで分かった
私が考えている間に昂は部屋を出ていってしまった
「ま、待ってー!!」
私もまだ戻ってきてない幸樹の荷物を持って部屋を出た
下に下りたら幸樹に会い、幸樹は私の手から自分の荷物を取ってちゃんと「ありがとう」と言ってくれた