ハツコイ
そして店を出た
外は暗く秋だと言うのに蒸し暑い
私はワイシャツを引っ張りパタパタと風を通した
それでもやっぱり暑い…
「んじゃ帰ろっか」
「うん!!」
みんなにバイバイと挨拶をして、美麗、海斗、幸樹、昂と歩き出した
駅からドンちゃんの方へ曲がる道がある
でも幸樹達はそこをスルーして私達と歩く
「あれ??昂と幸樹こっちじゃないの??」
不思議に思って聞いてみた
「送ってく」
「うん、送る
だって海斗と美麗は途中で別れるだろ??
危ねぇから、送ってく」