生まれ変わっても…
驚いた…

刀を抜こうとした侍を止めたのは、仁永だったから…

「しかし、仁永様…
この女は仁永様に平手打ちをいたしたんですぞっ!!」

「うるさい。黙れ。
お前も月右衛門みたいに死にたいのか…!?」

「いえっ…決してそのようには思っていません。」

「そう。ならいいや。
分かったら早くどっか行ってくれない??
ウザイから…」

そう言われ、去って行った。

私はこの時、笑顔で殺すといった仁永に対して少しだけ怖れを感じた…

でも、やっぱり怒りの方が大きくて…

「あなたはなぜそのようなの!?」

と、聞いた。
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