生まれ変わっても…
誠司様に戻ろっかと言って後ろを振り向いた時、私は唖然とした…

喜一が、克彦が、毬模が、琥蝶がいたのだ。

その顔は、恐怖と同様が混じっていた。

私は、自分が姫だと言っていなかったのだ…

私は、この日を境にみんなと遊ばなくなった…

私が姫だとバレたのもあるが、噂が広まるのは早い。

父様・母様に花見での刹魔との騒動が知られ、外に遊びに行かせてもらえなくなったのだ…
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