生まれ変わっても…
「そうでしたか??
我が殿は、櫻美の桜姫が仁永様に嫁ぐというのならば米を譲ると申しております。」

「卑怯な…
我が一人娘を渡せというのか??
刹魔の仁永といえば4年前の染井川の花見騒動の原因を作った奴ではないか…
そのような奴に桜姫を嫁がせというのか…?」

「それが米と野菜等の交換条件です。
仁永様は桜姫様を大変気に入っています。
まぁ、異常なまでの執着とでもいいますか…
まぁ突然のことで、返事は次回の城主同士の会見でしていただければ結構ですよ。
断れば戦争になるだけですが…ね。」

それだけ言うと、刹魔の使者は刹魔へと帰って行った。

櫻美国に…

桜姫と誠司の運命に波紋の渦を落として…

平和だった櫻美に影が差しかかった…

父様side 終
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