《短編》−純愛−きみがくれたおと【完】
いつものように学校へ行き、つまらない授業を受け、
また…


電車に乗って家へ帰っていた。


家は学校から6つ目の駅だ。



4つ目の駅で扉が開いた。




その時だった。




この駅のお嬢さま学校の制服を着た子が乗ってきた。


もう4年通っている俺にはこの制服は見慣れていたはずなのに、俺は、この子を見た瞬間…ドキっとしたんだ。
他の女子とは何か違う。


髪の毛を少しだけ高めの位置に一つに結わいた黒髪。

背は俺より小さいけど、女子にしては高い。165…ぐらいはありそうだ。

スタイルいい子だな…。



じっと見いってしまっていたら、


大きな瞳がこっちを向いた。



目があった。



やべえ、変な奴と思われたかも。。。




それからあまり見ないようにして、俺は6つ目の駅で降りた。




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