しゃんぐりら

私が見てるから照れるんでしょ?

じゃあ気付いてますか

この熱視線。


「ですから、答えは【イ】です。」

問題を読んでる先生も格好良いけど

解説してる先生もまた素敵。


「聞いてる?」

「聞いてません」

「そんなはっきり・・・
傷付くんだけど。」

聞いてることは聞いてるんだけど

声も色っぽ過ぎて
内容は全く耳に届きません。


「先生が悪いです」

「どうしてですか」

八つ当たりもいい加減にしたいけど

こんな肩が当たるくらいの
超至近距離で

どきどきしない訳無いでしょう?

「察してください」

「また無理なことを・・・」
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