先生の薬指の指輪…
「三浦、クラス委員長やれよ。」
先生がいきなり言い出した。
「は?無理。嫌です。」
ついイラついて素が出てしまう。
「お前、クラス委員長向いてるぞ!」
「いや。絶対向いてない!」
「向いてるって!」
「死んでもクラス委員長は嫌です。」
私の態度にクラス中が
笑い出した。
正直私にとっては笑えるようなことじゃなかった。
「お前らも、三浦はクラス委員長が良いと思うだろ?」
賛成の声がそこら中で聞こえて
私はやられたと思った。