-Whale Boy-③ ホエールボーイ3 中学時代編
春己はスピードを
上げ、1人で走り始めた。

「あ、あいつたかだかアップで、あそこまで飛ばすか。」

「んも~森戸もきっとあれよ。大好きな女の子が居て、ちょっと目立った所見せたいのよっ。」

ユウと福原は、ふざけていたが、藤沢だけは深刻そうな顔付きだった。

「なんなんだよ。ここの学校。こっちは脳震盪起こして、病院まで行ったのに、謝罪すら無かったよ。意味わかんねーよこの糞学校。」

春己のはかなり、むしゃくしゃしていた。
思いっきり走っても解消される事は無かった。

そんな時、裏門で
1人ポツリと座ってる男子生徒を目にした。

「愛人!?」
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