-Whale Boy-③ ホエールボーイ3 中学時代編
「愛人は卓球に入るの?」

「…」

小山内もかなり躊躇だった。

「しょ、正直さ、俺もはると同じ思いやった。」

「俺はもう、水泳部にでも入って、気楽にするわ。」

「水泳かぁ…」

春己は水泳は幼稚園の時から嫌いだった。

今はもう、泳げるのだが、昔は本当に、かなづちで、しばしば周囲からおちょくられたものだった。
あっという間に、
愛人の住むマンションに着いた。

「じゃあまた明日な。」

「うん、バイバイ」
春己は小山内と別れた。
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